日本でお買い物をする時にも、そのお店のカードを持ってることを聞かれますが、
アメリカも同じように買い物の時に「カードをお持ちですか?」と、聞かれます。
お店のクレジットカードを持っていると10%引きになったり、
お店によって顧客を集めるために様々な工夫をこらしています。
中でも、私のお気に入りはクロッガーです。
クロッガーはスーパーマーケットチェーンです。
クロッガーカードは、1ドル購入するごとに1ポイントたまり、
100ポイントたまると、並列しているクロッガーのガソリンスタンドで給油すると
1ガロン(約4リットル)につき、10セント安くなります。
そして、クロッガーで他のお店のギフトカード、アマゾンやトイザラス、
スターバックスやチェーンのレストランなどのギフトカードを購入すると、
ポイントが3倍たまります。
つまり、アマゾンのギフトカードを100ドル(約一万円)購入すると、300ポイントたまり、
ガソリンが1ガロンにつき30セント安くなるシステムなのです。
私の車が一回に15ガロン給油するとして、1ガロンが2ドルだとすると、一回の給油は30ドルです。
ですが、もし私が600ポイント(ギフトカード200ドル分)持っているとしたら、
ガソリンは1ガロン1ドル40セント、一回の給油は21ドルになります。
ギフトカードを人に贈答するギフトとして使うのではなく、
自分が絶対に利用するお店の金券として自分に購入することで、
私達はガソリン代の節約が可能になります。
クロッガーにギフトカードだけを購入するために買い物をする人もあまりいないので、
ギフトカード+商品、そしてガソリンをつなげるシステムを取り入れることで、
確実に顧客を増やすことができているシステムは、すばらしい戦略だなと思います。
日本に比べるとガソリンは安いですが、車社会アメリカでは運転する距離も長いため、
ガソリンが安くなるシステムに目をつけたクロッガーの戦略に、
確実にはまっています。