10月13日(金)にアートインク津山にて、OTOMOイベントvol.1 【おともだよ!旅人集合!-旅の『おとも』を話そう会-】を開催しました。
(OTOMOってなに?はこちら)
タイトルから察せられるように、お菓子をつまみながら、旅とそのおともの話をするだけのゆるーい会。
『OTOMO』にちなんで、参加者には旅に必ず連れて行く”旅のおとも”を持ってきて頂きました。
旅のおとも No.1 さるぼぼ
わたくし武川の旅のおともは、これ。
『さるぼぼ』というサルに似た形のお守りです。7月に日本を旅していたときは、このように
バックパックに結び付けていました。
小さい鈴がついていて、歩くたびにちりんちりんと音を立てる可愛いやつです。
あまり”一人旅”という感覚がなかったのですが、旅立つ日に妻がくれたこいつが、常に存在感を出していたせいかもしれません。
僕の旅の思い出は、すべて『さるぼぼ』の鈴の音と結びついており、このちりんちりんを聞くと、初日に津山駅でバスに乗り込んだときのワクワク感も、疲労で精力的な旅の続行が厳しくなったときの投げやり感も、帰って来たときの達成感も、全部がひとまとめで思い出されます。
こいつに触れることで旅のあれこれを思い出す、言わば、旅のアーカイブ的存在。
旅のおとも No.2 折りたたみ傘
続いては、『OTOMO』のWEBサイト開発を手伝ってくれているうじくん。
おともは折りたたみ傘です。
▼「ワンタッチで開いてサッとしまえるんですよ!」と自身の傘をプレゼンするうじくん
先月までイギリスに留学していた彼曰く、「イギリスはほんと雨が多い」。
雨の日が少ない岡山県で育った彼には、”傘を持ち歩く”という発想がなかったらしい。(おそらく県民の多くがそうかと)
突然の雨にやられ、ずぶ濡れで学校に駆け込んだところ、クラスメイトから総ツッコミを受けたそう。それ以来、折りたたみ傘を持ち歩いており、日本に帰ってきても手放せないそうです。
旅のおとも No.3 へパリーゼ
知人に会うために旅行をするというNさんのおともは、へパリーゼ(特にへパリーゼプラスが良いらしい)
Nさん曰く、「沢山のひとに会って、みんなと楽しく飲みたい」「二日酔いで次の日飲めないとかもったいなすぎる」。
折りたたみ傘も“実用系”のおもとでしたが、まさか特に愛着もない消耗品が出てくるとは。斬新でした。
しかし、陽気なNさんらしいおとも。
もしかして、初対面で趣味を聞くより旅のおともを聞くほうが、ひととなりが分かって盛り上がるのでは…。
旅のおとも No.4 カメラ
“レプタイルの専属カメラマン”ことおかもんさんのおともは、もちろんカメラ。
うじくんと同様、念入りにプレゼンしてくれたので、「まじでカメラ買おうかな…」と思ってしまいました。
「どんな写真も、思い出と繋がっている」というおかもんさん。イベントそのものの写真でなくても、その帰りになにげなく撮った写真から、楽しかった気持ちや考えたこと、周囲の色や匂いが思い出されるそうです。
▼奥さんに「赤ちゃんができた」と言われた日の昼間に、たまたま撮っていたという写真。この写真を見るたびに、嬉しかった記憶が呼び起こされるそう。
初めて聞いた先輩のいい話。
旅のおとも No.5 ipod
出張で大阪や東京に行くことが多いCさん。移動時間に音楽を聴くので、おともはipod。
「出張を仕事だけで終わらせない!」というCさんは、行く先々で活動的に観光するそうです。
超絶急な石段で有名な東京・愛宕神社での面白エピソードや、大阪・天満の怪しいローカル居酒屋での出来事など、興味深い話が盛りだくさんでした。
おすすめの移動手段や飛行機のお得な予約方法について情報交換がされていて、旅イベントっぽかったです。
(そういえば、おとものipodは早々に仕舞われてしまってました。Cさんのおともは旅を盛り上げる黒子的位置づけなんですね)
旅のおとも No.6 神戸のキーホルダー
Oさんが長年持ち歩いているのは、神戸で買ったキーホルダー。
キーホルダー自体に思い出があるわけではないけど、長年持ち歩いているために愛着が湧くようになったのだそう。
数年前に津山に移住し、「津山城が好きで年間30回は登る」というOさん。会場のざわめきが収まる前に「聚楽園には100回行く」発言により、ざわめきがどよめきに。
もはや、キーホルダーのことよりもOさんの津山愛に興味を持っていかれた我々。津山に来てくれてありがとうございました。
旅のおとも No.7 おもしろガジェット
海外を旅した経験があるKさんは、常にコミュニケーションのきっかけになる面白いアイテムを身につけているそう。
「黒柳徹子さんが頭からキャンディを取り出してプレゼントする、あのサプライズとホスピタリティに勝るものはない」というKさん。
このときは、外すとバネのように伸びるおもしろ指輪を見せてくれました。(思わず「えっなんすかこれ!」と言ってしまった)
海外放浪中はサッカーボールを持ち歩いていたそうで、まずはボールを蹴って子供たちとのコミュニケーションを図り、仲良くなったところで、その親に「今日泊めてもらえません?」という交渉をしていたそう。
まとめ
参加してくださった方々のおともは、必需品、会話のネタ、愛着が湧いて手放せないものなど様々でした。
タイムキープも、着地点を決めることもせずにワイワイやっていたので、1時間半の予定が2時間以上に。
やろうと思えば、朝までできそうな勢いでした。
独自のストーリーを持ち、その人のひととなりや人生の一部を知ることができる『おとも』。
“旅の『おとも』”というツールは、単なる道具ではなく、自己紹介でよくある『趣味』に変わる【自分を表現するもの】になりうるな、と感じました。