6月21日(金)
我々レプタイル一行は、日に日に蒸し暑さを増していく津山盆地を飛び出し、社員旅行に行ってきました。
2016湯原の旅、2017奈良の旅、2018四国の旅に続く今回は、2019伊勢の旅。
4回目となる社員旅行は、道中いろんなところに寄りながら伊勢神宮を目指す、1泊2日おかげ参りの旅です。
レポートは、わたくし、旅人のタケが担当いたします。ひとつよろしくお願いします。
さて。今回は目的地が伊勢ということで少々遠いため、集合時間は朝7時。
前日にばっちり旅の用意をしていたので、6時過ぎまで爆睡し、早朝集合にもかかわらず、いつもより多めの8時間の睡眠を経ての起床となりました。
僕の自宅から集合場所である津山本社まではチャリでわずか5分。しかもひたすら坂を下っていくだけなので、2回ペダルを漕ぐだけで着きます。すなわち、寝起きのしょぼい筋力でも余裕です。
というわけで、一番乗りのつもりで集合時間の15分前に着いたのですが、みんなすでに到着していました。なかには4時半に起きて岡山から北上してきた強者も。
みんな危機管理能力高めです。
出発前に、恒例の集合写真を撮影。
2年前の社員旅行はこんな感じでしたが、
今年はこうなりました。
総勢16名。バスも大きくなっています。
Tシャツも個性もカラフルなSHINE旅行になる予感。
今回、カメラマンが3人という社員旅行らしからぬ布陣です。ですので、写真だけでなく、動画でも楽しんでいただけるかと思います。
▼まだ目覚めきらぬ町に、「レッツゴー!」の叫び声がこだまする。
そして、社員旅行といえばこれですね。
今年もバスの後ろ部分をラウンジ化して、出発早々「かんぱぁぁぁーーーーーーーい!!!!!」
勢い良いですけど、これ、朝7時なんですよ。早朝から「乾杯」という言葉を発すことができるのが、レプタイル社員旅行の醍醐味でもあります。
楽しげな車内
※写真に写っていないひとは、カメラマンか、もしくは、爆睡しているひとたちです。
宴がひと段落したころ、最初の目的地に到着。
琵琶湖のほとり、八幡山の麓にある『ラコリーナ近江八幡』です。
ラコリーナは、激うまバームクーヘンで有名な洋菓子ブランド『CLUB HARIE(クラブハリエ)』を有する『たねやグループ』のテーマパークです。
上の写真はパークの正面玄関にあたる建物。「自然と共に」をコンセプトにしているラコリーナを象徴するように、芝生屋根と土壁でできています。
ここを抜けると、目の前に広がる田んぼ、奥には棚田、それらを囲む回廊が現れます。
背後の八幡山を借景にして、人間の造作物が見事に自然に溶け込んでいます。
このときは新緑の装いでしたが、季節ごとにいろんな顔を見せてくれるのが、ここの見どころなんだと思います。
自然の営みによって、訪れるたびに新たな発見があるという素晴らしい場所です。
▼ラコリーナの地図。わかりやすくてかわいい。
こちらの地図、ラコリーナのウェブサイト http://taneya.jp/la_collina/about.html/にも掲載されています。
これだけで半日は楽しめる。
▼ラコリーナ発刊の冊子を手に取ってわいわいするひとたち。いろいろ勉強になっている様子。
▼ラコリーナの中で、唯一アメリカナイズされた倉庫風フードコート。社長の趣味らしい。
ラコリーナをもっと深く知るべく、ガイドさんが施設をまるっと案内してくれるツアーに参加しました。
このツアーに参加すると、ラコリーナのストーリーをじっくり聞け、関係者以外立入禁止の本社の内部が見られます。しかも、それが1グループ(15名まで) 5400円。めちゃくちゃお得です。
ガイドさんが、ラコリーナの構想やアピールポイントなどをいろいろ語ってくれます。
ガイドさん「この田んぼの苗は、生産者さんへの感謝の気持ちを忘れないために、私たちスタッフが手植えしたものになります」
僕ら「なるほどー」
ガイドさん「この土壁は、スタッフみんなで塗ったものです。自分たちが関わることで、愛着が湧くんですよ」
僕ら「そうなんだー。たしかに愛着湧きますよねー」
ガイドさん「天井の黒いものは実は炭なんです。スタッフが1つずつ手で貼りました。音の反響を和らげる効果があります」
僕ら「へー!すごいですねー!」
ガイドさん「あの茶色の建物がたねやグループの本社なんですが、壁面には波打った銅の板がたくさん貼ってあります。あれはスタッフが1枚1枚、机の角などに当てて波にしたんですよ」
僕ら「うそっ!あれ全部?板って30cm角くらいっすよ!?」
…いや、ここのスタッフさん、過剰なほどなんでも自分たちでやるんですね。
田植えはともかく、土壁の面積かなり広いし、天井の炭も尋常じゃない数あるし、なにより銅の波のやつが多すぎる。1万枚や2万枚余裕でいってますよねあれ。
スタッフのラコリーナへのとめどない愛を感じました。
ラコリーナを歩き回って、ほんとにすごいと思ったのは、しっかり世界観をつくり込み、全スタッフを巻き込んで徹底的にコンセプト共有してるのに、お客さんに対してまったくドヤりを感じさせないところ。
パークの中心にデカい田んぼを作ったり、芝生屋根の建物立てたり、数万枚の銅の板をスタッフで波々にしたりしたら、来たひとみんなに「ちょっと聞いてよ!実はこれね」と説明したくなると思うんですが、ここにはそういった説明板の類のものが一切ありませんでした。
すべて来たひとの感じ方に委ねていて、「理由はわからないけど、すごく気持ちのいい場所」でも、「ジブリの世界みたい」でもよしとしています。
たねやグループの強い想いを広大な土地に具現化して、そこに細かい設定やストーリーを散りばめているのに、自らはなにも説明しない潔さ。渋すぎる。
そして、散りばめられた布石のいくつかに気づいて、「あれがこうなっているのはなぜだろう」と思ったひとには、上記のツアーが用意してあり、ここで初めてガイドさんの品のいいドヤりを堪能できるという導線がちゃんと設けられています。
会社の想いが詰め込まれていて、かつ、お客さんのことがきちんと考えられている、とてもいい場所でした。
ラコリーナを後にした我々は、脂ののっためちゃくそ旨い近江牛を食し、
『鳥羽水族館』を観光。
ラコリーナを楽しみすぎたせいで、少し時間が押してしまい、閉館1時間前の到着になってしまいました。
各自パンフレットとみらめっこして、時間配分を考えます。
この水族館の特徴は、海獣(水中で生活する哺乳類)がたくさんいること。
トドとか
ジュゴンとか
マナティとか
巨大生物が多種在籍しており、圧巻。
ひとは、体長2m超の生物を目の当たりにすると、途端に語彙というものを失ってしまうようで、「でっか!!」「こっわ!!」という単語しか発せなくなることが、調査の結果明らかになりました。
そんな海獣たちのなかでも特に気になったのが、『スナメリ』というこのニョーンとした生物。
こいつ、わざわざ水中で生きていく道を選んだのに、5秒に1回息継ぎするんですよ。完全に人類より肺が弱い感じなんですが、野生のスナメリはもうちょっと頑張れるのでしょうか。
本人が気づいていない可能性があるので、念のため、「陸に上がった方が良いのでは」と小声でアドバイスしておきました。改善されると幸いです。
あと、なぜか水族館にいたリクガメ。ケヅメリクガメという種類で、めっちゃでかいです。
写真では伝わりにくいですが、甲羅長70cmくらいあります。
うちにいるモモちゃんと同じ種類のカメなのですが、彼女もこれくらい大きくなるのでしょうか。いまでも十分大きいのですが、目の前のこいつは確実にモモ女史の倍以上のサイズです。
ケヅメリクガメは25gで生まれて、90kgまで成長するそうなので、その成長率は脅威の3600倍。
人間なんてせいぜい20倍がいいところです。リクガメまじやばい。
せっかくなので、そのほか水族館でよく見る定番の動物たちも載っけておきます。
▼定番のアシカ
▼定番のペンギン
▼定番のタカアシガニ
▼定番の野性味の強いネコ
▼エビの元締めみたいなやつ
▼未来のパンダ
動物好きとしては、最高の時間でした。
水族館のみなさま、ありがとうございました。
▼「おう。また遊び来いや」
そんなこんなで、鳥羽水族館を後にしたレプタイル一行は、本日の宿『鳥羽シーサイドホテル』に向かいます。
なにやらこのホテル、聞くところによると、部屋からのビューがすごくて風呂も大量にあるそうです。
恒例の宴会と2日目の様子は、後編にて。
つやまから始まるおかげ参り!-レプタイル式SHINE旅行 2019伊勢の旅-(後編)
【4分でわかるレプタイルSHINE旅行(前編)】
フライングで宴会の様子が出ちゃってますが、忙しい方はこちらの動画をご覧ください。