「はらぺこあおむし」という絵本をご存知ですか?
エリック・カールさんというアメリカの絵本作家で、1969年に初版が発行された絵本です。
わが家には、もうすぐ4歳になる娘がいますが、ほぼ毎日この本を読んでいます。
わが家のこの絵本は、古ぼけていて、落書きがいっぱいです。
じつはこの絵本、私の奥さんが子供のころに読んでいた本で、
親子2代に渡って楽しんでいます。
(もの凄いコストパフォーマンスですね。)
この絵本の冒頭にこのように書かれています。
「この えほんを いもうとの クリスターに」
著者のエリック・カールさんには、歳が離れた妹がおり、
妹のために書かれた絵本……かどうかはわかりませんが、
一番はじめに妹に読んでもらいたいとの想いでつくられたんではないかと思います。
海外の絵本には、冒頭にこのような
「~の贈る」や「~に捧げる」といったメッセージが書かれていることが少なくありません。
「だれに伝えたいか?」
は、とても大切だということを改めて感じさせられました。