岡山県北の津山地域から全国的にも大きなシェアをもつ総合木材メーカー、院庄林業株式会社様。
レプタイルが企画・制作をさせていただいている院庄林業株式会社様の折込「Sustainabile Magazine vol.6(サステナブルマガジン)」が、日本新聞折込広告業協会が開催する「J-NOA新聞折込広告大賞2024」において、中国・四国エリアでの地域ブロック賞を受賞しました。
▼受賞についてのレプニュースはこちら
https://www.reptiles.co.jp/archives/repnews/5437/
今回は、折込を通じて地域への情報発信の取り組む院庄林業株式会社 常務取締役の田原様にお話を伺いました。
地域への発信が全国で評価
丸尾:「J-NOA新聞折込広告大賞2024」において、中国・四国エリアの地域ブロック賞受賞を受けて、まずは率直にどのように感じられましたか?
田原さま:全国の企業と並んで受賞できたことに驚きましたし、とても嬉しいですね。私たちの「サステナブルマガジン」では、身近に使われている木のことから、日本の林業の現状や世界との違い、今後目指すべき林業の姿についてなどを発信しています。「木を使いながら植え育てる」という循環型、すなわちサステナブルな取り組みを、地域の方々に知ってもらうため新聞折込広告を活用しています。そうした活動が評価され、賞という形で認められたことは本当に嬉しいです。これからも多くの方に知っていただけるよう発信を続けていきたいと思っています。
地域向け企業ブランディングと社内ブランディング
丸尾:発行部数でみると年間約74万部(2024年6月〜12月)と、かなり多くの方に届いているかと思いますが、「サステナブルマガジン」を通じて、実際に反響などはありましたか?
田原さま:「サステナブルマガジン」を始めてから、「見たよ!」という声を多くいただくようになりました。今までは言われることなかったんですが、顔写真が載っているので目を惹くみたいです。社員も「見たよ」と声をかけられると言っていました。
田原さま:院庄林業が「山で木を切っている」という漠然とした林業会社のイメージから、「総合木材メーカー」として環境に貢献し、若い社員も活躍している会社だと改めて認識されるようになったのは、大きな成果だと思います。
また、「山買取りを発信するコーナー」を掲載してからは、山林の買取りの問い合わせが急増しており、対応が追いつかないほどです。これまでBtoB中心で一般の方にはあまり知られていなかったことも多いと思いますが、広告を通じて正しい理解が広がっていることを実感しています。
田原さま:最近では「自分の子どもを入れても良い会社になった」と社員にも言ってもらえることが多くなっています。10年前と比べて、新卒で入社した人の定着率も上がっています。
リクルートをきっかけに、お客様へも顔の見える企業へ
丸尾:「サステナブルマガジン」を発行し始めたきっかけを教えてください。
田原さま:当初はリクルート活動が目的でした。学生に会社名を知ってもらうことから始めようと考え、紙面では現在と同様にサステナブルな取り組みについて発信しようというのが始まりです。今年から毎月発行になりましたが、山の買取りも強化したいといったねらいもありました。
丸尾:社員の方も紙面に登場していいますね。
田原さま:そうですね。特に、山買取りの取り組みでは、担当者の顔が見えることで安心感を持っていただけるようになりました。「山を買い取る」というと少し敷居が高く感じる方もいますが、顔が見えると親しみやすくなりますよね。
丸尾:ちなみにこれまでで、田原さんの思い入れがある号はありますか?
田原さま:読者があまり知らないような、海外の先進的な林業について伝えられたら良いなと思っていたので、コーナーで発信できたのは良かったです。海外紀行のコーナーなのですが、折込を見た方からは「外国住んでるの?」と聞かれます(笑)これは良い企業アピールになりました。
的確なサポートと工夫されたデザインで魅力を伝える
丸尾: レプタイルのサポート体制や寄り添い方について、どのように感じていますか?
田原さま: まったく問題ありません(笑)こちらの意図や要望を的確に汲み取っていただき、どう作れば良いのかをご指導いただいているので、とても良いものができています。
丸尾: 先ほどもお話しにありましたが、院庄林業様のイメージが変わったという点について、興味を持ってもらえる紙面やビジュアルにはなっていると自負しています。紙面を並べて見るだけでも楽しいですよね。デザインは吉田が手掛けており、表紙のイラストやビジュアルも毎回テーマごとに工夫しています。
田原さま: 私も個人的に好きなデザインは、vol.13。代表の武本も「この表紙はインパクトがあって良いね」と社内で話していました。
業務効率化によってIT経営力大賞も受賞
丸尾:同じ時期に IT経営力大賞も受賞されました。レプタイルが業務改善支援を行なわせていただいておりますが、その背景も教えていただけますか?
田原さま:2年前にデジタル推進室を立ち上げ、業務の自動化に取り組みました。kintoneやUIパスを導入し、これまで手作業で行っていた伝票処理などを効率化しています。仕組みをひとつつくるとみんな面白がって真似をして自走できるようになりました。こうした取り組みが評価され、IT経営力大賞グランプリ受賞につながったのではないかと思います。
▼受賞についてのレプニュースはこちら
https://www.reptiles.co.jp/archives/repnews/5445/
▼院庄林業様のDXについては、こちらでも紹介しています
【サイボウズ公式】院庄林業様のkintone導入事例「木材の製造から物件情報までが一気通貫で管理できる基盤を目指す。Excelからの脱却で社内のデジタル化推進に大きく貢献するkintone」
https://kintone-sol.cybozu.co.jp/cases/innosho.html
地元の若者に選ばれる会社を目指して
丸尾: 今後の展望についてお聞かせください。
田原さま:こうした折込広告など地域に根ざした取り組みをさらに盤石にしつつ、全国へ向けて情報を発信していくため、現在ウェブマガジンの公開を予定しています。採用も順調に進んでいますが、もっと地元の方々に「院庄林業って良い会社だ」と思っていただけるよう、折込広告も活用していければと思っています。地域の方々に「見たよ」と声をかけてもらえる機会が増え、新聞折込の力を改めて実感しました。今後も地域の情報源として、院庄林業の魅力を発信していきたいと思っています。